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柳川正子さん(大宮市、ギャラリー経営)

ダイニング、リビング、客間をひとつにまとめたフローリングの部屋。
わたしは、見通しのきく部屋で、食事をし、仕事をし、お客様個展用のDM住所書きをし、友達から来る長電話に対応しています。
機能性に満ちたこの部屋をけっこう気に入っているのですが、南側、出窓下に沿ってデーンと居すわている黒皮の大型ソファの周辺が、なんとなく暗くて、バラ花の刺繍ク
ッションを複個置いたところで余り変わらず、長年気になっていました。
昨年暮れ、ふと思い立って、ギャラリー出展の「フラド」さんから、赤見がかったオレンジ色の「ジャジム」というアンティークのキリムを求め、黒く長いソファのアクセントとして敷いてみました。すると、気持ちが明るくなり、この出窓コーナーに座ったり、ダイニングから眺めて食事をするのが愉しみになりました。

今回、この写真撮影にあたって、大好きな『フランス、モンサン・ミッシェル寺院』
(柳川喜八郎 画)を添えてみました。

部 族:ウズベク族
織 り:キリム(ジャジム織)
素 材:ウール 新作

右写真:急なお客様には、ペルシャ絨毯「タブリーズ産 ウール&シルク」の上で「お菓子とお抹茶」をさし上げます。
ソファの方を見て「あら!オシャレ!こんなカバー初めて〜」と誉めて下さいます。(撮影:須田八千代)