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三ッ木幸子さん(さいたま市在住、主婦)

染め付けの器や時代箪笥など、和の骨董に囲まれて暮らすのが大好きな私です。
10年程前、友人の家で天然染料の美しいアクセントラグをみて、その聞き慣れない「ギャッベ」という名称が耳底に残りました。その後、イラン人の店で、我が家の玄関マットを買ったり、家具屋の展示会で藍のリビング用大判ギャッベを求めたりしました。
今年3月、知古のギャラリーで開かれた「一日だけのギャッベ展」という小規模な企画展で、出会ったのが写真のギャッベです。ご覧の通り、私の好きな藍の部分が少ない内ボーダーだけ藍のシンプルなデザインです。その時は、少し迷いながらともかく自宅へ運んだのですが、障子戸が明るい日本間に敷いてみて、びっくり。古い時代箪笥や染め付けの骨董絵皿とも、よく映えたのです。

ギャッベを勧めて下さった、「フラド」の販売員さんは、「ギャッベのルーツはすべて生成りの白です。染めてゴマカシはききませんので、良質な毛が選別されました」と。
「日本間にギャッベを!」と驚いたその販売員さんに、この写真と、この手紙を同封して送りました。

産 地:イラン
部 族:カシュガイ族
織 り:ギャッベ
素 材:ウール 新作
サイズ:195×148cm